路床~路床と路体の違いとは~
路床(読み方:ろしょう)とは、下図をご覧の通り路体の次の層に当たる部分で、路体同様「道路の土台」と言えるとても重要な部分であります。
上図のように路床というものは、普段私達が歩いている舗装版からはるか深い部分に存在するもので、尚且つ各層の中では路体の次に厚い部分でもあります。
一般的に、盛土仕上り面下、掘削(切土)部においては掘削仕上り面下1m以内の部分を言います。
つまり地面下1mを区切りに路体と路床に別れるという事ですね。
使用材料と使用機械と施工方法は下記をご参照下さい。
使用材料と機械
路床の使用材料は主に「砂」となります。
殆どの場合は、購入した新材を利用します。
機械は、まず表面の不陸を整正するもの。
モーターグレーダーやブルドーザが一般的でしょう。
そして表面の転圧をするもの。
タイヤローラーとマカダムローラーが一般的でしょう。
施工方法
実際の施工写真です。
路体同様、モーターグレーダーやブルドーザを使用し、不陸が生じないよう敷均し、タイヤローラーとマカダムローラーの複合転圧で所定の密度に仕上げます。
施工においては一層の仕上り厚を20㎝以下とし各層ごとに締固め、基準高は±50を規格値とし、規格外にならないよう慎重に施工します。
品質管理としては、路床の支持力を測定するCBR試験という貫入試験が採用されます。